みなさんへ No43 ー図書館に行っていますか?ー

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f:id:fujimako0629:20200220225450j:image僕は、土日でも平日と同じ朝5時半に起きる。
例えば、ある土曜日の僕の行動はこうだ。
5時半に起きると、朝食を作って、食べながら予約録画しておいたテレビ番組を観た後、家の用事を済ませ、お昼前に家を出て、JRの普通電車に乗って神戸駅で降りる。
目の前の湊川神社にお参りして、湊川神社から北に向かって徒歩5分ほどの神戸市立中央図書館へ。
そこで借りていた本を返し、小一時間ほど雑誌を捲ったり新聞を読んだりした後、元町の高架下付近をぶらぶら三宮まで歩く。
その間にある個性的で楽しい店をのぞきながら、のんびり1時間ほど。
元町の高架下(元町高架通商店街、通商モトコー)は今、耐震工事が入っていて、お店が無くなったり、移転したりとざわついているんだけど、古道具屋さんや時計屋さん、古本屋さんに花屋さんなど、楽しい店がまだまだたくさん残っている。
モトコーの北側の通りには、たまごサンドが絶品のこじんまりしたカフェがあるし、南側の元町商店街やその南側の乙仲通りには、いろんな雑貨屋さんや古本屋さんがある。
月に1回は週末足を向けるので、今日はこのコース次はこのコースと、その時々でコースを変えている。
先週の土曜日は、湊川神社にお参りした後、中央図書館で本を返却し、モトコーに入り、マリンロードを下って元町商店街に入り、「神戸元町みなと古書店」でじっくり本に目を通し、買おうかどうしようか迷った本を、買わないという決断をしてまたモトコーに戻り、モトコーの東端にある古道具屋さんで、大正時代のころの日本で作られた小さなリキュールグラスを買った。迷った本はもう持ってました。ボケボケで
すわ。買わなくてよかった(笑)

こうやって遠出しない週末は、お昼前からテクテク歩くか、自転車で東灘図書館に行き、閲覧テーブルに陣取り、2~3時間本や雑誌に囲まれて過ごす。雑誌は、スポーツ誌ビジネス誌、ライフスタイル誌…ファッション誌はあんまり見ないけれど、何冊かページを捲る。新聞は、日経、朝日、産経、地元の神戸新聞などの1週間分の束を捲る。
そして最後に、返却する本の感想や、心に残った文章などを「読書ノート」に記録する。
「読書ノート」は2010年から始めたので、もう10冊以上になったと思う。
つい先日、今使っている読書ノートの最後のページに読んだ本について書き留めた。
縦に開くタイプのノートで、ページの表面を書ノートとし
て使い、裏面は新聞などの記事をスクラップするために使っている。
去年1年間で何冊記録しているか数えてみたら、59冊だった。
記録に残しているのは、基本的に返却しなければならない図書館本だけ。複数回借りている本もあれば、写真集や絵本もあり、面白くなくて途中で読むのをやめた本や、速読まがいの拾い読みの本もあるというのが前提だ。
それ以外に買ってきた本ももちろんあるので読んだのは全部で75冊くらいだろうか。
最後のページに記録したのは、飯間浩明さんの「知っておくと役立つ街の変な日本語」、新しいノートに最初に記録したのは、きのとりこさんの「おなかペコペコオノマトペ」。

僕は、3つの図書館カードを持っていて、神戸市立東灘図書館、中央図書館、大阪府中之島図書館、大阪市中央立図書館をよく利用する。
地元の東灘図書館は、建替えてまだ数年しか経っていなくて綺麗で居心地がよい。閲覧テーブルのイスがとても僕に合っていて、何時間座っていてもしんどくならない。すぐ裏に「恵愛」という中華料理屋さんがあって、そこのネギラーメンは絶品。少し並ばなきゃ食べられないけど、本当に美味。中央図書館は、返却だけの利用なのでまだよくわからない。
大阪府中之島図書館は会社の前の川を挟んだ真向かい。徒歩3分。めっちゃ便利だ。ネオバロック様式で建てられた洋館で、天井のステンドグラスはとても美しい。仕事の合間に寄ることが多いので、ゆっくりすることはなかなかできないけど、落ち着いた雰囲気のカフェがある。利用したことはないけど。
大阪市立中央図書館は、家からも会社からもちょっと遠くて、まだ数回の利用だけど、蔵書数は半端ない。全国各地の新聞がリアルに読めて、僕の実家で購読している新聞もあってび
っくりした。400人近い収容人員のホールもあり、様々なイベントが開催されている。そしてレストランまであって、本当に1日中いられるようになっている。

僕は、図書館で過ごす時間が本当に好きで、大げさでもなんでもなく1日中いられる。
初めは神戸の図書館のホームページから、あっちこっちで見つけてきた興味のある本をかたっぱしから予約し、順番が来たら受取りに行くだけという使い方から、少しずつ図書館のことが分かるようになってきて、今では、それなりのユーザーになっている。
図書館は本当にいろんな人が利用している。よちよち歩きの乳幼児から杖を持ったお年寄りまで。必死に勉強している人たちからは刺激をもらえるし、小さい子ともに絵本を読んであげているお母さんを見れば、幸せのお裾分けがもらえる。
本は自分のお金で買って読まないと身につかない!という人もたくさんいて、そういう意見ももっともだと思うけど、僕は図書館で借りて、限られた時間しか手元に置いておけない本だからこそ頑張って読めるし記録にも残す。人気のある本は順番待ちがあるから、すぐに読むことはできないけれど、どうしても読みたければ買えばいいんだし、おおらかに、のんびり、自分の番が来るのを待つ、その時間もいいものだ。
そういう意味では、興味がある本、読まなければと思う本は、まずは図書館で借りて読み、すぐに読みたい本、手元に置いておきたい本は古書か新刊で買うという感じかな。
図書館、利用していますか?図書館って素敵な空間ですよ。

知っておくと役立つ街の変な日本語 飯間浩明:著 朝日新書
おなかペコペコオノマトペ きのとりこ:著 千倉書房