みなさんへ No.18 −努力は夢中に勝てない− 2017.12.28

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> この間、お正月を過ごしたと思ったら、もうクリスマスが過
> ぎようとしていて(今日は25日です)、じっくり思い返してみ
> ればいろいろあった1年でしたが相変わらず、あっという間
> に過ぎてしまいました。
>
> みなさんにとって、2017年はどんな年でしたか?
>
> 僕は今年の初めに最低でも52冊の本を1年間で読もうと決
> めました。
> 今読んでいる本が8冊ほどあるのですが、それらを以外に読
> 書ノートに書きこんでいる数を数えたら56冊の本のタイト
> ルが書いてありました。
> 52冊の本を読もうと思ったわけは簡単です。1年間は52
> 週あるから。
> 52冊の本といっても、ほとんど文字のない写真集や絵本、
> 句集や詩集も含まれているんですけどね。
>
> 僕の読書は、「雑食よみ」です。あらゆるジャンルの本をい
> ろんなところから見つけてきては、図書館で借りたり、これ
> ぞという本は買って読んだりしています。読む本のほとんど
> が単行本か新書なので、すべて買って読むとなるとそれなり
> のお金になってしまうため、お小遣いの少ない僕にはちょっ
> と厳しいですし、すでにもう本棚がいっぱい状態なので、発
> 売されたばかりの本については、図書館の検索システムから
> 検索して、本が登録されたらすぐに予約して読むようにして
> います。
> ということで、借りた本を返すため、予約の本を借りるため
> に、ほぼ毎週末図書館に行きます。3年ほど前リニューアル
> して綺麗になった東灘図書館へ。
>
> 図書館に着くと閲覧テーブルに陣取り、雑誌に一通り目を通
> します。
> ビジネス雑誌、ファッション雑誌、暮らしに関する雑誌、グ
> ルメ雑誌、スポーツ雑誌などなど…
> 後、1週間分の日経新聞を読み返します。
> 特に夕刊。日経の夕刊、僕は好きです。
>
> こうやって複数の雑誌や、複数の新聞を定期的にパラパラめ
> くっていると、いろんな本の紹介に出くわします。
> そんな本の中で興味のある本をメモしておいて、早め早めの
> 予約、もしくは買って読むようにしているのです。
>
> 読書ノートには、その本の感想や良いなと思ったフレーズ、
> いろんなことを書きこんでいるのですが、今年の10月の終
> わりの土曜日の新聞の一面広告にあった小さなコメントを
> 僕は、読書ノートに書きこみました。
> その一面広告のど真ん中には、大きなナイキのマークがあり
> ました。そのコメントの中には、こんな文章があったのです。
>
> 「努力は夢中に勝てない」
>
> その通りだと思いました。
> 努力の定義を、
> 「目標の実現のため、心身を労して努めること。」
> だとすれば、私たちが努力と呼んでいることは、目標を実現
> するまで心身を労して努めることができないことがほとんど
> だと思います。
> 要するに多くの努力は中途半端に終わるのです。
>
> でも、よく言いますよね。努力は(が)報われる(た)と。
> 僕はこう思っています。
> 報われるかもしれない努力(努める力)とは、
> 「終わりが見えない状態の中、高いモチベーションを維持し
> 続けられる力」
> であると。
> 努める力とは、目標を実現するまで努め続けられて初めて努
> 力となるのです。何年、何十年かかろうとも。
> そしてこの力のことを、本当は努力とは言わないのではない
> かとこの文章を見つけて思いました。
> 「夢中」と言うのがたぶん正しいのです。
> 夢中になれるのは、その対象が大好きだからです。大好きな
> ことにしか夢中になれないのです。そう、実現したければま
> ず大好きになることです。
> 好きじゃないことへの頑張りには限りがありますが、大好き
> なことに夢中になることには限りはないのです。
>
> その一面広告は、ナイキの創業者フィル・ナイトの自伝、
> 「SHOE DOG 靴にすべてを」のという本の広告でした。
>
> この本には、スタートアップの臨場感がたっぷり詰まってい
> て、夢中でやっていることは絶対に誰かが見ていてくれてい
> る、ということを再認識させてくれる本です。
> 誰かが見ていてくれているということが夢中のレベルをさら
> に高めて、さらに大好きにしてくれるのです。
>
> SHOE DOG 靴にすべてを フィル・ナイト著 太田黒奉之訳
> 東洋経済
>
> みなさんのお正月が楽しいお正月でありますように。2018年
> が素敵な年になりますように。
>
> このメールは、係長さん以下の役職者の方にお送りしていま
> す。