みなさんへ Ｎｏ．１９ −絵本の思い出− 2018.01.31
> １月もあっという間に終わってしまいましたね。
> 去年の年末に何とか年賀状は書いたけれど、できたのはそれ
> だけで、大掃除をすることができなかった我が家。
> 2月になる前に、完全に自由にできる自分の部屋のまわりか
> らコツコツ掃除を始めようか？と考えていたところ、一緒に
> 模様替えもしようかな！と思い立ちました。
>
> 僕の部屋は1階にあります。
> 玄関から中に入ると、家の奥に向けて短い廊下があり、突き
> 当りの右側のドアを開けると洗面所とお風呂。左側のドアを
> 開けると僕の部屋です。
> 部屋の、玄関とは反対側(南側)の窓の外には小さな庭があり
> ます。
> 僕の部屋には机がわりに座卓が置いてあり、その座卓が東側
> の壁ある本棚にくっつくようにおいてあるため、東向きにし
> かその座卓を使うことができません。今僕は、庭を右手に見
> るように座卓の前に座り、仕事や勉強、読書などをし、時々
> 右を向いて庭を眺めているんです。
> イメージできますか？(笑)
>
> 別に何も手入れなどしていない小さな小さな原っぱのような
> 庭ですが、僕はそれなりに気に入っていて、しょっちゅう庭
> に出ては、ミントなどの小さな植物の育ち具合を調べたり、
> やっと去年から咲き始めた桜の木の硬い蕾を眺めたり、侘助
> 椿に早く蕾が付かないかなぁ…なんてゴソゴソします。
>
> そこで思いついたんです。座卓の向きを南北に座れるように
> 変えようと。仕事や勉強をするときは南を向いて座り、まっ
> すぐ庭が見えるようにしよう！と。
> さらに、座卓が本棚にくっついていなければ、本を取り出し
> やすくなるというメリットその２。そして反対側からも座れ
> るというメリットその３。
> 一石三鳥！
>
> ということで、先日の土曜日の朝10時ごろから大掃除＆模
> 様替え大作戦を決行しました。
>
> 雪の花がちらつくめちゃくちゃ寒い土曜日でした。部屋の気
> 温はわずか6度。
> 隅々の埃を全て払い、お風呂のまだ温かい残り湯で絞った雑
> 巾で、かけられるところすべてに雑巾がけをして座卓を動か
> しました。
> チョースッキリです。
>
> 掃除の一環として、手元に置いておきたい雑誌の整理をしよ
> うと、古い雑誌の保管場所である箪笥の上をきれいにしてい
> るときに、懐かしい絵本が出てきました。
> うちの子供たちが小さいころ、大活躍してくれていた絵本で
> す。
>
> 僕は若いころ、本を声に出して読むということを時々してい
> ました。朗読ですね。
> 声に出して本を読むと、その本の世界により深く入っていく
> ことができるような気がします。作者の込めた思いがより伝
> わってくるというか。
> 今より、辛いことや不安なことに対して免疫力がなかった20
> 代のころ、眠れそうにない夜にはリラックスするために時々
> 声に出して本を読んでいました。
>
> そして子供ができてからは、よく子供のために絵本を読みま
> した。
> この「どろんこハリー」もその一つです。
>
> おうちを抜け出して一人で遊びに出かけた、お風呂嫌いの黒
> いぶちのある白い犬のハリーが、羽目を外しすぎて白いぶち
> のある黒い犬になってしまうという物語。
> 子供たちはハリーが真っ黒になるまで遊んでるシーンが大好
> きで、何度も何度も読んで、とせがまれました。
>
> 僕が子供の頃に読んでもらった今でも覚えている絵本は、デ
> ィズニーの「わんわん物語」。
> ありがたいことに、病院のベッドで泊まったことのない僕で
> すが、ただ1度だけ幼稚園のときに、喉にある「アデノイド」
> を切除する簡単な手術を受けたことがあります。
> その日は、半日だけ病院のベッドで寝ました。
> そのときに母親が読んでくれた絵本が「わんわん物語」でし
> た。
> 野良犬トランプとお嬢様犬レディがスパゲッティーを一緒に
> 食べるシーンが大好きでした。
>
> 手術の怖かったり、痛かったりしたことは覚えていませんが、
> 病院のベッドで寝ているときに、めったに食べさせてもられ
> ないようなおいしいアイスクリームを食べさせてもらったこ
> とや、母の優しい声はちゃんと覚えています。
>
> みなさんには、好きな絵本がありますか？
> どんな絵本の思い出がありますか？
> どんな絵本を読んでもらって、どんな絵本を読んであげてあ
> げましたか？
> ぜひ、思い返してみてください。
> そして、今手元に懐かしい絵本があるなら、声に出して読ん
> でみてはいかがでしょう。
> 寒い冬が少し、暖かくなるかもしれません。
>
> どろんこハリー
> ジーン・ジオン：作 マーガレット・ブロイ・グレアム：絵
> わたなべしげお：訳
> 福音館書店
>
> このメールは、係長さん以下の役職者の方にお送りしていま
> す。
