みなさんへ No4 −自分の10年後をイメージしよう− 2016.12.02

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> みなさんへ
>
> さて、第4回目です。
>
> 2年前の12月から家に花を飾るようになりました。
> 最初に買った花は、ガーベラをメインにカスミソウに似た白い小さな
> 花と赤い実が付いた植物の3本。
> その時は、花に対する知識が全くなかったので、店員さんに予算を告
> げて選んでもらいました。
>
> その日僕は、小さな決心をもって花屋さんに行きました。
> 決心というか、できればこうしようという気持ちをもって。
> 土曜日に会社に出て、家に帰る途中のことです。
>
> これからずっと花を家から絶やさないようにしよう。
>
> 秋から冬にかけてなら、切り花の傷むスピードが遅くて日持ちが良く、
> 2週間とか3週間とか持つのですが、春から梅雨のジメジメ、そして
> 真夏の時期は、水がすぐ悪くなっちゃうのと切り花の傷みも早くて、
> 1週間持つか持たないかって感じです。
>
> 暑い日も寒い日も、暖かい日も涼しい日も、うちの玄関には何かしら
> の花が咲いていました。
>
> そして、今うちの玄関には白い小菊の花がいっぱい咲いています。
>
> 花を買うといっても、豪華な花束のようなてんこ盛りの花を買うので
> はなく、自分で花を選ぶようになってからは、1本200円とか30
> 0円の花1種類を2、3本買うだけ。
> なので、1回の花代は1,000円しません。
>
> 僕が花のある生活を習慣にしようと思ったのは、僕の尊敬するエッセ
> イストの松浦弥太郎さんが書かれた
> 「雨の日には花を買う」
> というタイトルのエッセイに出会ったからです。
>
> 「雰囲気が暗くなる雨の日にこそ花を買って部屋の雰囲気を明るくし
> よう」
> 「毎日きれいな花が家にある生活というのは、とても贅沢な生活だ」
> そんな内容のエッセイでした。
>
> 当時僕の家はいろいろゴタゴタしていて、たくさん問題を抱えていま
> した。そして、その問題はすぐに解決できるものではなく、時間をか
> けてゆっくり解決しなければならないようなことでした。
> だから僕は、何か新しいきっかけのようなものを探していて、どうす
> ればいいのかなぁ…って考えていた時に、このエッセイに出会ったの
> です。
> そして2年前の12月のその日は僕たち家族のある記念日で、花を買
> う口実にはもってこいの日だったんです。
> この2年間で、たくさんの花を生けてきました。
> バラ、カーネーション、ユリ、トルコキキョウ、アストロメリア、ス
> ターチス、ガーベラ…
>
> そんな中、大好きな花は、「デルフィニウム」という花です。
> キンポウゲ科多年草ですが、涼しい環境を好む植物なので、日本の
> 平地だと夏を超すのが難しいとのことです。秋口から冬にかけてと、
> 春先に花屋さんに並ぶ、淡いブルーの小さな花が一本の茎にたくさん
> 付いてとっても可憐な花です。
> デルフィニウムドライフラワーにしてもとても素敵に仕上がります。
>
> 花のある暮らし…少しずつですが、家の雰囲気を変えてくれる、チー
> ムワークをよくしてくれるように思います。
>
> では、メインの本のお話。
>
> 今回は、勝手に僕が「働き方三部作」と呼んでいるこの3冊です。
>
> 「WORK SHIFT」リンダ・グラットン
> 「10年後に食える仕事食えない仕事」渡辺正
> 「未来の働き方を考えよう」ちきりん
> です。
>
> 会計周りのセミナーによく出かけます。
>
> 講師の先生はほとんど、公認会計士か税理士の先生です。
> もちろん町のその他大勢の先生方ではなく、テレビに頻繁に出てい
> たり、本をたくさん書いておられるようなある意味特別な先生です。
> その特別な先生方のほとんどが、今どんなお仕事メインでご自身の
> 事務所を切り盛りされているのかというと、本来の会計士の仕事で
> ある、企業の会計監査の仕事でもなく、本来の税理士の仕事である
> 税金の計算や申告書の作成という仕事でもありません。
>
> セミナーをしたり、企業の経営をサポートするご意見番、いわゆる
> コンサルタントのようなお仕事でメインの収入を得ておられます。
> なぜだと思いますか?
>
> 近い将来、会計監査も税金の計算や申告書の作成も、タダで行わな
> ければならない日がやってくると思っておられるからです。
> 会計監査も申告書の作成も公認会計士、税理士しかできません。た
> だ近い将来、それらの仕事ではお金をいただけなくなってしまうだ
> ろうと思っておられるんですね。
> そんな業界で僕は生きています。
>
> 難しい国家試験をパスした先生方のお仕事ですらお金をいただけな
> くなるということは、経験さえつめば誰でもできる我々の仕事など、
> もっと早くタダになるはずです。会社の売上や利益を計算したり、
> 資産と負債の管理をしたりという仕事は近い将来、格安の値段でア
> ウトソーシングできるようになり、いずれは企業の経理や財務部門
> というのは、クラウドを利用して、今、人がやっている作業のほと
> んどをタダのような値段でコンピュータがやってくれるようになる
> でしょう。その日か来た時、僕たちはいらなくなります。
>
> でも、僕は高い確率で10年後も生きています。
> そして働いていなければなりません。
>
> どうやってご飯を食べればよいでしょうか?
> できれば、今の生活より将来の生活のレベルを下げたくありません。
>
> 未来を予測し、その未来の世界に適応するためにはどうしたらよい
> のかを考えましょう、というテーマの本がこの3冊です。
>
> 最後に1つだけ、確実なことを書きます。
>
> 「お金を払ってでもあなた(もしくはあなたの持っているもの)が必
> 要である」
> お客様(もしくは自分が属している会社)にそう思ってもらえなけれ
> ば、あなた以外の人のところにお金が行くんです。
> あなたには、お金は入ってきません。
> この確実なことは、今でもいえることで、それが10年くらい先に
> なるともっとシビアになるということなんですね。
> グローバル化はもっともっと進みます。
> 単価×時間のお仕事は外国の人たちと取り合いになるでしょう…
>
> そろそろ考えていくべきだと、僕は思うんです。
>
> 「ワーク・シフト」 リンダ・グラットン著
> プレジデント社
> 「10年後に食える仕事食えない仕事」 渡邊正裕著
> 東洋経済新聞社
> 「未来の働き方を考えよう」 ちきりん著
> 文芸春秋社
>
> 追伸
> 写真はありませんが、観葉植物としてとても人気のある「シマト
> ネリコ」という常緑樹のあかちゃん(冬でも葉っぱが落ちない木
> 10センチ程度に成長している)がうちの庭にたくさん生えてい
> るんです。
> 本社にとりに来ていただける方ならお譲りできますので、お気軽
> にお申し出ください。(数に限りはあります。早い者勝ち!)
> とりあえず、スマホで「シマトネリコ」を検索!!